英国・フランス・ベルギー・オランダより厳選されたアンティーク家具、建具、照明販売。ヨーロッパの洗練されたインテリアに囲まれて過ごす日常をお手伝いしたい、そんな思いで西洋アンティークをご紹介させていただきます。
アンティーク家具
西洋陶磁器の世界
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オランダのデルフト焼き
17世紀から18世紀にかけてヨーロッパの近世陶芸に大きな足跡を残したオランダのデルフト陶器の誕生とその

発展を述べるには、何よりもまず、その歴史的、社会的背景としてこの国の独立にいたる経過を知ってく必要がある。

かつてネーデルランドと呼ばれていた今日のオランダ、ベルギーにまたがる地方は1516年、それまでの

ハプスブルグ家の支配に代わってイスパニアの属領となりました。

当時のネーデルランドは南のフランドル、ブラバントからジーラント、北のホーランドなど17州からなっていました。


その南部フランドル地方のブリュージュやアントワープは運河と良港を持つこの地方の北の玄関口として

外国船の往来も多く、商工業が栄え、比較的自由な風潮のもとで都市が発達していた。

南部のフランドル地方を中心に内戦が繰り返されることとなり、戦費を調達するための法外な重税は商工業を麻痺状態とし、

民衆はこの暴政に対し立ち上がった。この間の相次ぐ戦火により南部諸州は荒廃し、多くの市民は難を逃れて北部に移住、

そしてついに1581年、北のホーランドを中心とした北部7州はイスパニアから独立宣言。1609年の和平により

オランダ共和国が誕生したのである。


アンティーク

これより1世紀前の1508年、イタリアのカステル・デュランテ出身の陶工ギッド・デイ・サヴィノが

自由都市アントワープに移住してきて、この地にマヨリカを焼成する工房を開いた。彼はその数年後土地の女性と結婚し、

妻の姓アンドリエスに改名しています。

彼は『大鷲』や『鮭』と名づけた工房でマヨリカ風の錫釉陶器やタイルを製作し、陶器の普及と発展に尽くした。

彼の死後、工房は長子に引き継がれ、他の息子2人はアントワープで陶工として登録。

その一人ヨリスは戦禍を避けてミテルブルクにまたもう一人のヤスパーはイギリスに渡って築窯、

同地の錫釉陶器の誕生に大きく貢献しました。

彼らのほか、クリスチャン・ファン・アベーレは1584年にアムステルダムにアドリアン・ボガートは1598年ハーレムに、

その他多くの陶工たちがデルフトやロッテルダム、あるいは北のフリースランドに移り住み、同地で新たに窯を築いて

陶器やタイルの焼成に着手し、オランダ陶器の発展の礎を築いたのである。

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