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| アンティーク・オークの時代 その2 |
| オークの時代(1500〜1660)ジャコビアン様式・カロリアン様式 |
ジェームス1世(1603〜1625)時代を、ジャコビアン様式と呼びます。ジェームス1世は、スコットランドの スチュアート家として、スコットランドのジェームス6世でもありました。 このスチュアート朝はクロムウェルのピューリタン革命を区切りとして、前期と後期に分けられます。 ジャコビアン様式は当時の社会の成熟と、ヨーロッパ大陸諸国からの影響により、装飾性の一段と 進んだ時代です。 たとえば、これまで椅子や食卓、そのほかの家具に用いられた挽き物は、カップ&カバー型が主でしたが、 加えてバーレイシュガー・ターンやボビン・ターン、ボール・ターンの形や、階段のステアーケース から応用のバラスターの意匠を生み出します。 また、スライドする引き出しつきの家具や、伸び縮みできるリーフテーブルなどの機能的な仕掛けが誕生します。 家具の表面加工や板目加工に、象嵌技法が、多く用いられようになりました。 |
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| チャールズ1世(1625〜1649)時代は、チャールズ2世(1660〜1685)時代に到来するカロリアン様式の さきがけの期間とみなされます。 即位の年、フランス王アンリ4世の末娘、マリエッタ・マリアをめとります。チャールズ1世は持ち前の教養と 知性を発揮し、幅広い趣味や美術工芸、装飾意匠に求めました。それに加えて、王妃の国フランスの影響も受け、 家具装飾史上、新しい様式の波が訪れました。また、東インド会社によって、海外との貿易が拡大し、英国に 無い珍しい工芸品、貴重な美術品から布地、香辛料など、ありとあらゆる品々が到来し、それらは多かれ少なかれ 家具装飾に影響を与えるようになります。 家具部材も輸入材のウォルナットが目立ち始め、それらはおおむね、スペインや南フランスから渡来の材料でした。 ウォルナット家具を磨きこむと、オーク材に比較して木目の詰まった深みのあるつやがもたらされ、また加工の作業性 にも優れていたので、様々な家具に使われるようになったのです。 |
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その後、ピューリタン革命の時代が到来します。クロムウェル親子の統治する共和制(1649〜1660)の時代です。禁欲の 清教徒そのものを反映し、家具装飾はカロリアン様式の芸術的豊満さや、工芸的に洒脱さからほど遠い、質素な機能本位 のもに、取って代わられます。 クロムウェリアン・チェアに代表されるように、側の座部と背もたれ、鋲打ちが施された縁取りの簡素な 椅子が、そのすべてを表しています。 |
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