英国・フランス・ベルギー・オランダより厳選されたアンティーク家具、建具、照明販売。ヨーロッパの洗練されたインテリアに囲まれて過ごす日常をお手伝いしたい、そんな思いで西洋アンティークをご紹介させていただきます。
アンティーク家具
英国アンティーク家具にみる時代背景
イギリス事情・英国アンティーク家具アンティーク照明意匠の変遷アンティーク家具の歩み
ウォルナットの時代(1660〜1720)クィーン・アン様式


アン女王(1702〜1714)の治世の移ると、対外的には、ユトレヒト条約の象徴される国力の増進と、国内的には

イングランドとスコットランドの合同法締結によってのグレート・ブリテン王国の誕生が、国家としての安定と

繁栄をもたらします。


人々の生活レベルの向上は、家具市場にも影響が及び、凝った家具のさることながら、貴族階層の家具にも

増して、中級家具の多く作られます。


クィーン・アン様式の時代です。椅子の例にとってみると、背もたれが体に合うような曲面を持つ形になり、

背もたれの中央には、花瓶形やフィドルバックの板などがデザインされるようになりました。ふくらみを伴った

曲線の背枠ヤ、クッションをのせた座面、前脚は曲線を持って針、後ろ足は外側に広がりを持った肘掛け椅子

が流行します。曲線の脚はオランダを経由して入ってきたガブリオレ・レッグであり、先端はボール&クローや

パッド・フッド、フーフ・フットにまとめられます。ガブリオレ・レッグの椅子の特徴は、ストレッチを伴わなくても

充分に強度を保てることです。そのほかに、ギルト&カーブやブラック&ゴールドラッカーの椅子も貴族階層に

好まれました。

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キャビネット類ではたんすの上に別のたんすを載せた縦長の家具、トール・ボーイが、人気家具のひとつとなります。

上下二段の切り返しがデザインされ、頭部は、ペディメントを伴わず迫りだしを伴った、フラットなモールディング

が多くとられています。脚部は、ガブリオレ・レッグにボール&クローやバン・フットです。もうひとつ

、アプフォレスタリー・チェアとして、グランドファーザーチェアと称されるウィング・チェアが作られるようになります。



布張り椅子の背もたれ部分の両翼に、同じ布張り肘掛けの部分をスクロール上に外川へ広げた形でまとめたものです。

多くが布地に、ステッチや刺繍をしたものを用いました。



ジョージ1世(1714〜1727)が即位し、スチュアート朝の治世がアン女王で終止符を打ちます。

ジェームス1世の長女エリザベスガ、バイエルン候フリードリッヒに嫁ぎ、その孫が英国に迎え入れられて、ジョージ1世

となります。



ジョージ1世は王位継承令による、唯一のスチュアート朝を受け継ぐ継承者です。

ハノーヴァー家は、ジョージ1世の父が、ハノーヴァー選帝侯に選ばれたことに由来します。

ジョージ1世が即位したことで、スチュアート朝が終わり、ハノーヴァー家のジョージ朝に代わります。

この時代、アン女王の治世は終わっていたものの、その様式は続いていたためクィーン・アン様式の範疇に入れて

呼びならわします。


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