英国・フランス・ベルギー・オランダより厳選されたアンティーク家具、建具、照明販売。ヨーロッパの洗練されたインテリアに囲まれて過ごす日常をお手伝いしたい、そんな思いで西洋アンティークをご紹介させていただきます。
アンティーク家具
イギリスの家具史 大量生産時代の幕開け
イギリス事情・英国アンティーク家具アンティーク照明意匠の変遷アンティーク家具の歩み
初期ヴィクトリア時代
ウイリアム4世は1837年に死亡し、1838年6月に姪のヴィクトリアが即位し女王となった。

ヴィクトリアは1819年に生まれ、ジョージ3世の4男のケント公爵エドワードの娘でサックス・コバーグ・ゴータ家の王子アルバートと結婚し、

9人の子供を生んだ。

彼女は1901年に亡くなるまで国中を統括したが、その期間は、空前絶後の産業の発展がある方、経済の変動はめまぐるしく、

また長期にわたる戦争があり、大英帝国拡大のため各地への侵略が行われた時代でした。

だがヴィクトリア女王は1861年のアルバート殿下死後は制裁を欠き、ウェールズ皇太子夫妻が代わって公式行事を受け持つようになりました。

ともあれヴィクトリア女王時代は鉄、鋼鉄の時代であり、蒸気、ガス、電気が動力化され、また旅行、ホテル、郵便、新聞が発達した時代であり、

電信、路面電車、地下鉄もこの時期に発達したのです。

このような時代にあって家具産業も例外ではなかった。1850年までに原始的な蒸気による彫刻機械が使用され家具生産には

変革をもたらしました。

18世紀後期から19世紀初期には摂政時代の自由さの反動から臨時用の家具や独立した家具には実用性が求められていきました。

アンティーク家具
新技術と大量生産
家具装飾に与えた最も重要な変革の一つに1845年T・Bジョーダンが最初に作った木彫機械の成功があります。

これは一人で同時に多数の製品の生産を可能にした。従来は各工程をこなすため数人の職人を必要としたが、

機械により切断、設計、彫刻が操作一つで同時に仕上がるようになった。

最小の労働で最多の生産というのがヴィクトリア時代の産業の根本的要素である。

しかし英国の家具産業にとって残念なことは、一時期機械化が優先してしまい、デザインや装飾をないがしろにしてしまったことです。

1851年から70年代の家具の多くがその点をよく示しています。

機械を操作するものが、いかに機械をうまく使いこなせるかに主眼がいってしまった。


この時代は過剰装飾の最たる時期で、家庭用のおとなしいくあるべきものまで、その傾向が見られます。


家具材としてはオークとウォールナットが一般的で特にウォールナットは硬くて化粧張りに適していました。

また引き出しの内張り材としては高級家具の場合はマホガニーが使用されました。

またこの時代には新しい技術を使えばどんな材料も加工次第で好きな家具が作れると家具業者に思わせてしまった結果、

初期の機械化生産というものは最先端の家具の模造品を安く作ることになってしまいました。


こうした安物の大量生産は家具の質の低下を生みました。本来椅子の詰め物として使用されていた

馬毛を使う変わりに別の代用品を使用したりして行ったのが一例である。
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